【生きづらさとの向き合い方】誰しも輝く瞬間はあるということ その2

人生の学び

結論:HSS型HSP気質だからこそ、「人の長所に気づける」と前向きにとらえています。

これまで体験した、「人が輝きだした瞬間」に関われた時の事を共有させてください。

とてもありがたい長所を持ったことに感謝した貴重な経験でした。その2(最後)です。

【輝く瞬間があると信じて向き合い続けられたこと

その1で東南アジアでの体験をお話しました。

その後、日本に帰国。東京本社に出向して半年間仕事をさせていただきました。

関東近郊のとある県を担当し、その土地の営業さんの支援をすることでした。

日本での営業経験、海外での営業経験を活かして、売り上げアップを目標に必要な支援を行うという

新しいポジションでした(半年間という期間限定でしたので、いわゆる即席ポジションですね)

結論から言うと、とある若い営業さんを支援させていただき、

売れずに苦労していた彼が最初の半年間でノルマを達成するようになります。

そして、私が去った後も、ノルマ達成し続け、今でもバリバリ活躍しています。

(節目節目で連絡をくれます(^^)/)

そんな彼との出会いも本当に偶然でした。

営業支援なんて言うポジションは即席で作られたもので、自分から「同行させてください!」って

色んな営業さんにお願いをして支援するような感じで、なかなか煙たがられました。

そんなある日、とある3年目の若い営業の彼に出会います。

ことの発端は、彼の上司の課長さんから、彼に対する思いを耳にしました。

「あの子(彼)を何とかして売れるようにしてあげたい。仕事が楽しいと思ってもらいたい」と。

彼は飛び込み営業を2年間してきたそうですが、なかなか売れなかったそうです。

モチベーションもそりゃ落ちますよね・・・

そこで3年目から既存顧客の担当となり、その上司と巡り合ったのです。

私は直感で「彼を支援させてください」とお願いをしました。課長さんは快く受けてくれました。

初めて彼の目を見たときのことはとてもよく覚えています。言葉に出さずとも「誰、あんた?」って

感じで見られました。そりゃそうですよね、仕事も楽しくないし、急に来た他人(私)ですもん。

それでも同行を週1回から始めていきます。なかなか会話は弾みませんが、少しづつ少しづつ関係性を作っていきました。

特に、仕事よりも、彼の考えや個性を知りたいと思って接しました。

同行を重ねていたある日、「僕も売れて課長を喜ばせたい」と少し照れながら話してくれました。

少し感情を出してくれた後は彼の良さがどんどんわかってきます。

・人のマネをするのがうまい。私が作成した資料をまねて、別のお客様にすぐ活かしてました。

・報連相を細かくできる。売れても売れなくても報告をくれるし、相談を細かくしてくれました。

・お客様にすかれる愛嬌。彼の笑顔や真摯な態度はお客様から好かれました。

・素直さ。どんな小さい教えでも、とにかく試してくれました。

などなど

彼と一緒に提案した案が、お客様に受け入れられるたびに、私と彼の絆は深まった気がします。

そして、数か月後には同行しなくても「うまくいきました!」「売れました!」って

一人でも成功できるようになっていきました。

私は彼と過ごした半年間の後に、転職します。

退職する前、課長から声がかかって飲み会を開いてくて、とても喜んでくれました。

でも本当は違うんですよね。私は彼の長所を信じて、彼が得意なやり方で、営業ができるように仕向けただけです。

本当は課長が彼をどうにか売らせたいという強いを、部下の彼が受け取った結果、強烈なモチベーションになったのだと思っています。

とても気持ちの良い関係性で半年間仕事をさせてもらいました。何より楽しかったです。

東南アジアに続き、環境によって人は輝くことができる! 

そう強く確信した経験でした。そして認めてくれる存在の大切さも再確認。

どんな人にも長所があって、どんな年齢になろうが、輝くことができると思います。

それを信じて私も、毎日コツコツ取り組んでいます。

ご精読ありがとうございました。

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